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プロミュージシャン(ベーシスト)の仕事

プロミュージシャンの仕事

ベーシスト 川崎哲平さんの場合

リズムを刻むベーシストは、バンドでも要の存在。教則本も出版している川崎さんのベーシスト論とは?

ベーシスト

川崎 哲平さん

ベーステクニックコース卒業

Electric & Uplight Bassist。フェイスミュージック所属。嵐、いきものがかり、松田聖子などのレコーディングや、槇原敬之、華原朋美、トータス松本、DIMENSIONなど多数のアーティストのツアー・ライブサポート、FNS歌謡祭、僕らの音楽、MUSIC FAIR、NHK SONGS、 プレミア音楽祭などのTV収録で活躍。

◆プロになるのに、経験の長さは関係ないんです◆

音楽を仕事にしようと思った経緯をお伺いできますか。

「中学3年生の時に同級生の兄の影響でバンドを始めたんですが、当時はギターだったんです。ベースに転向した理由は……これが覚えてないんですよね(笑)。僕の家に置いていた友達のベースをよく触っていたのと、ギター人口が多かったのもあって、軽い気持ちで転向したんだと思います。これが高校3年生の夏。そこからすぐ本校の、ベーシストコースを見学しに行きました」

なぜ、専門学校に行こうと思ったのでしょう?

「高校3年生になって“音楽を仕事にしたいな”と本格的に考え始め、友人から“専門学校で学べるよ”という話を聞き、進路として考えました。この学校を選んだ理由は設備の充実度と、当時の講師陣がデモ演奏をしてくれて、それがかっこよかったことも大きいです」

高校3年生からベースを始めても、間に合うんですね。

「確かに学校の同期には、長くベースを弾いていた人が多かったです。でも、意外と経験の長さは関係ないんですよ。ずっと我流でやってきている人だと、結局変なクセがついてしまうことが多いんです。本格的に学べるところで、正しいフォームや基礎を入れてもらったほうが、のちのち楽なんですよね。僕はフラットな状態でこの学校に入学して教えてもらったので、よかったと思っています」

本校で得たことで、今でも役に立っていることは?

「講師陣とのつながりが大きいと思います。当時習っていたベースの先生とは、今でも連絡を取り合いますし。特に仲良くなろうと意識していたわけじゃないんですが、こっちが一生懸命やっていると、先生も気にかけてくれるので、コミュニケーションが生まれるんです」

◆槇原敬之さんのライブで、他では味わえない感動が◆

川崎さんの、お仕事の軌跡を教えてください。

「最初の仕事は在学中に受けたもので、式典の演奏です。卒業後は福岡にいて学校の講師や、結婚式などパーティーのBGM演奏をやっていました。東京に来たのは10年前。アーティストのバックで弾きたかったから、これは上京しなきゃ、という感じでした。上京して1年は、アルバイトばかり。ありがたいことに1年後には、ベースの仕事だけで食べていけるようになりました。今は基本的にライブやテレビ番組、レコーディングなど、アーティストのバックで弾いています。レコーディングはスタジオに行かず、家でベースを録音してデータを送ることもあります。あと教則本を出したので、移動中はほぼ執筆していた時期もありました(笑)」

ギャランティは、どうやって金額が決まるのでしょう?

「フリー時代は、先方の言い値です。たまに“いくらですか”と聞かれるので、だいたいの相場を答えます。ライブだと、リハーサルは本番の半額と決まっていますね。僕は歩合制で、月末に支払いがあります」

どういう形で、仕事の依頼が来るのでしょうか?

「今は事務所にマネージメントを委託していますが、それまでは直接頼まれていました。アーティストやプロデューサー、アレンジャーなど現場を仕切っている人から依頼が来ます。全国ツアーの依頼だと、5ヵ月間くらいスケジュールを押さえられることもありますよ。これくらい長期の仕事だと、だいたい1年半前に依頼が来ますね」

特に印象的なお仕事は?

「槇原敬之さんのバックで弾かせていただいてますが、周年ごとにすごいコンサートをやるんです。2015年は25周年だったので、フルオーケストラとバンドで100人くらい、さらにコーラスも100人程度いる大所帯のコンサートでした。他では味わえない感動を経験させてもらいましたね」

◆小手先だけの技術になっちゃいけないですよね◆

プロになれた一番の理由は、何だったと思いますか?

「圧倒的な練習量と、意識の高さだと思います。学生の頃、睡眠・食事中以外はずっとベースを弾いていましたから。今は他の仕事があってなかなか時間が取れませんが、それでも2〜3時間は基本的なことや、自分に足りないところを練習しています。意識は、つまり志(こころざし)の高さですね。中途半端に考えていても実現の難しい世界です。僕は“絶対プロになるんだ”という気持ちがありました。そう考えることで、練習することに直結しますしね。あとは、夢を諦めないことです」

生活する上で気をつけていることはありますか?

「身体が資本なので、食べ物は気をつけています。インスタント食品やコンビニの出来合いは食べないし、ジュースも飲みません。年齢を重ねたことで、こういうものを口にすると身体が重くなるので。ごはんは玄米ですし、冷たい物は摂取しないようにも心がけています。あと、指をケガしそうなスポーツはやりません。でも運動はしたほうがいいので、ウォーキングをよくしますね」

ベーシストになる上で、何が必要でしょうか。

「本当に音楽が好きなことですね。最近の若い子はYouTubeなど模範にするものがたくさんあるから、みんな上手です。でも、そこに対して何のリスペクトもない。上辺だけで弾く人と、本気で研究して弾いている人の音は違います。小手先だけになっちゃいけないですよね」

最後に、学生のうちにやっておいたほうがいいこととは?

「人前でたくさん演奏することと、プロの演奏を聴きに行くことですね。いい演奏を聴くとイメージが湧くので、それだけでも上達への足がかりになります。そして人前で演奏することで、音が磨かれます」

ベーシスト
川崎哲平さんのお仕事データ

●ベーシストの仕事とは
アーティストのサポートとして、ライブやテレビ番組などで演奏したり、CDなどの音源制作をします。全国ツアーに呼ばれると、各地を一緒に回ることも。また学校の講義やデモンストレーションなど、各所でベースを弾く仕事です。
●求められる人物像
音楽については、言われたことに対してきちんと提示できる技量とボキャブラリーがある人。あとは、上辺だけではなく本気で音楽が好きな人です。
●仕事のやりがい
夢を与える仕事だと思います。舞台から客席を見ると笑っている人、泣いている人……、自分の仕事が届いていることを実感できます。

▼ある1日のスケジュール

睡眠
8:00 身支度
9:00 ウォーミングアップ

基礎的な運指から始まり、その日の気分で弾きたい曲を弾いてみたりします

10:00 機材の準備
11:00 出発

車で移動するので、移動中は音楽を聴きます。他のベーシストの音の研究も兼ねています

12:30 昼食
13:00 リハーサル

ライブ当日の場合は、音の環境を整えるためのモニターチェックがメインになります

16:00 休憩・着替え
18:00 ライブ本番

お客さんと作り上げている一体感、その時にしか味わえないものがライブにはあります

21:00 撤収
23:30 帰宅

リラックスしたり、寝る前には柔軟・腹筋・腕立てのトレーニングをします

26:00 就寝
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