【東京の音楽・ダンス・声優の専門学校】音楽・ダンス・声優&エンターテイメント業界にデビュー・就職!!

  • TEL
  • Mail
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • YouTube
  • Instagram

PAエンジニアの仕事

PAエンジニアの仕事

PAエンジニア 篠崎康利さんの場合

PAエンジニアとして第一線で活躍する篠崎さん。最高の音を客席へ届けるために、常に心配りしています。

PAエンジニア

篠崎 康利さん

PAエンジニアコース卒業

本校を卒業後、ヒビノ株式会社に就職。
アーティストのコンサートやライブ会場などでPAエンジニアとして活躍中。

◆歓声で会場が埋め尽くされた瞬間、鳥肌が◆

篠崎さんがこの業界を目指そうと思った経緯を教えてください。

「実は、最初から目指していたわけじゃないんですよ。音楽はとても好きでしたけど、仕事にしようとは思っていなかったんです。高校3年生の時に友達が“音楽系の専門学校に行く”と言うから、ついて行っただけで(笑)。その時に、友達は表舞台に立ちたいと言っていて、僕は裏方がいいなと漠然と思ったんです。それがたまたま、音響でした」

学校の授業で、印象的だったことは?

『明日への扉』の音響チームリーダーを任されたことですね。音響の技術的なことはもちろんですが、人への指示の出し方、コミュニケーションの取り方が大切だと学びました。学生側での要望を先生に相談しながら、自分たちのやりたいことができるようにしたり。時には先生とケンカになったこともありましたね(笑)。そういったやりとりが本当に大切だと気付きました」

ヒビノに入社されてから、どんなお仕事をしていますか?

「コンサートやライブで、PAを任されています。アーティストで言うとDREAMS COME TRUE、槇原敬之さん、三浦大知さん、THE BACK HORNなどですね。印象に残っている仕事は、UVERworldの代々木第一体育館。入社して間もなくだったこと、初めてのアリーナクラスだったこともありますが、客席の電気が消えてお客さんの歓声で会場が埋め尽くされた瞬間は、鳥肌が立ちました。やっぱりお客さんが盛り上がっている姿を見るのが、一番嬉しいです」

◆“正解の音”は、アーティストによって違うんです◆

どういった流れで、篠崎さんのところに仕事が来ますか?

「基本的には会社内でシフトが組まれます。適材適所を見極めて誰がどこの現場に行くのかを決めていますね。“この現場に行きたい”という自分の希望を出し通ることもたまにあります。行った現場でアーティストに気に入ってもらったら会社を通して指名が来て何度も呼ばれますし、もちろん逆に呼ばれないこともあります」

憧れの先輩はいますか?

「先輩方にはそれぞれ良いところがあって“良いところは盗もう”という心がけはいつもしていますし、皆さん尊敬しています。1人挙げるとすれば、槇原さんのメインPAをやっている黒田さんですね。今でも黒田さんには、ツアーを一緒に回りながらたくさん教えてもらってます。すごさを言葉で表現するのは難しいのですが、“あ”という声をきちんと“あ”と客席に聴こえるように、音を作るんです」

そのままの声をそのまま正確に出すということですよね?

「ちょっとでもバランスが崩れていると、アーティストは歌えなくなってしまうんです。でも黒田さんはアーティストが出した一声だけで、そのオーケーなバランスがしっかりと分かるんです。本当に、尊敬できる先輩です。黒田さんからはイヤーモニター※1の作り方も教わりましたしね」

※1.イヤーモニター (ear monitor) とは、ミュージシャンやオーディオエンジニアがマイクロフォンで収録した音声や音響をチェックするために使用するヘッドフォンの一種

“すごい”PAエンジニアの条件とは?

「“正解の音”は、アーティストによって違いますよね。自分がいいと思った音でも、アーティストがいいと思わなかったら、成立しない話なんです。相手の状況をわかった上での音量の調整とか、そういう気遣いをできる人が、“すごい”PAエンジニアだと思います。本番前に完璧な状況でセッティングしていても、本番中に“アーティストの声が枯れてきたな”と思ったら、すぐ対応しなきゃいけませんしね」

仕事現場で、求められることは?

「相手の気持ちになって“こうしたい”と思った瞬間に手をさしのべられるようになることです。ケーブル1本這わせるのにも、アーティストが動きやすいかどうかを考えなくちゃいけない。そういう意味で、思いやりが必要だと思いますね。それと、相手のやりたいことを理解して応えることです。人によって、その思いは違いますから」

この仕事の最高到達点は、どこにあるのでしょう?

「アーティストが楽しくコンサートをすることができて、なおかつお客さんが喜んでくれる状況だと思います」

◆ハウスオペレーターになりたいという夢ができました◆

PAエンジニアとして一人前になるまで、どういう形でステップアップしていくのでしょうか?

「僕は割と早い方でしたね。通常はアシスタントで5年ぐらい、モニター(ステージ内PA)で3年、チーフエンジニア(メインPA)に10年でなれたらかなり早いほうでしょうね」

仕事をする上で、気をつけていることは?

「健康第一!かと言って、別に普段はマスクもしていないし、何をしているわけじゃないんですけど(笑)。あとは、気になった音楽を聴くようにしています。“よく流れているな”と感じた曲をチェックしたり、仕事仲間から薦められた音楽は聴きますね」

PAエンジニアになりたい人に、メッセージを贈るとしたら?

「就職したら、先輩からたくさん怒られると思いますが(笑)それでも諦めない気持ちが大事。仕事に関しては続けていれば必ず覚えますし、人間関係も上手に作ることができるようになります。最終的には気持ちなのかな、と。あとは自分の目標が何なのかを、ちゃんと見定めておくといいと思います。僕は何も考えずに就職したけど、お客さんに向けて音をミックスするハウスオペレーターになりたいという夢が、入社してからできました」

PAエンジニア
篠崎康利さんのお仕事データ

●PAエンジニアの仕事とは
PA機材を操作し、演奏される音を最適な音質で客席へと届けます。モニタースピーカーやイヤホンのバランスを調整するモニターエンジニア、スピーカーの配置や調整を行うシステムエンジニア、それらをまとめるチーフエンジニアなどがいます。
●求められる人物像
とにかく、やる気と思いやりがある人。そして元気のある人ですね。元気で挨拶がちゃんとできる人は、先輩から可愛がられます。
●仕事のやりがい
アーティストが最後まで楽しく歌うことができて、お客さんが盛り上がっているコンサートを作り上げられた時は、嬉しいですね。

▼ある1日のスケジュール

睡眠
7:30 食事、準備
9:00 搬入、ステージの仕込み

スピーカーをつり上げたり、各所に配置したり、仕込みます。“スピーカーのスタック”と言います

12:30 昼食・休憩
14:30 チューニング

各所から出る音を、最適な状態で観客に届くよう、バランスを整えます

15:30 リハーサル
17:30 本番前のチェック

リハーサルで見つかったミスやずれを、ここで修正します

18:30 開場
19:30 本番
21:00 撤収
23:30 終了
24:30 帰宅
25:30 就寝
PAGE TOP