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レコーディングエンジニアの仕事

レコーディングエンジニアの仕事

レコーディングエンジニア ジェルメン・グレゴリー・アドリエンさんの場合

レコーディング作業を担当する、エンジニアのグレゴリーさん。各国の最先端の音楽チェックは欠かしません。

レコーディングエンジニア

ジェルメン・グレゴリー・アドリエンさん

レコーディングエンジニアコース卒業

フランス生まれ、パリ育ち。日本の文化にあこがれて10代の頃からジャンルを問わず日本の音楽を聴く。20歳で来日。レコーディングエンジニアを目指し本校へ入学。卒業後、スタジオグリーンバードでアシスタントとして様々なメジャーアーティスト、バンドの作品に参加。3ヶ国語オペレーターとして海外アーティスト、プロデューサーのセッションにも参加。 2011年からDigz, Inc.に入社。スタジオ専属エンジニアとして活躍中。

◆一番印象的だったのは、入学式です◆

グレゴリーさんが、音楽業界に入ろうと思ったきっかけは?

「もともと音楽が好きで、UKのTrip Hopなどを聴いていました。日本の音楽に興味を持ったきっかけは、高校時代の友達に“新しい音楽が流行っているよ”と言われて、日本のCDを貸してもらったこと。ものすごい衝撃を受けました。それくらいの時期から制作サイドに関心を持ち、CDジャケットの裏面にあるクレジットを見るようになりました。“1枚作るのに、こんなにたくさんの人が関わっているんだ”と感じて、制作サイドになりたいと思ったんです。それでフランスでも、短期のエンジニア専門学校に通いました」

なぜ、日本に来ようと思ったんですか?

「フランスではエンジニア・アシスタントの技術を学べる学校に通っていて、卒業後は本格的に学べるそこの姉妹校へ行く予定だったのですが、そこの学費と本校の学費が同額だったので、“じゃあ日本で学ぼうかな”と思ったんです。アジアのマーケットの大きさを感じていて、いずれは日本で働きたいと思っていたから」

本校の学生生活で、一番思い出深いことは?

「とりわけ印象的なのは、入学式なんですよ。会場が東京国際フォーラムの大きなホールで、舞台上には有名な先生方がいて、卒業生のパフォーマンスも見ることができて……。でも一番驚いたのは、“起立、礼!”の号令で全員が同時にシャッと動いたこと。“うわっ、すごい!”とびっくりしました(笑)。授業では、音楽的なことはもちろんですが、僕にとってすごくためになったのが、言葉遣いや履歴書の書き方など、日本社会の根本的なルールを教えてもらったことですね」

◆天才的なアーティストと仕事をすると、感動します◆

エンジニアとは、どういうお仕事なのでしょうか?

「アーティストのレコーディングで音の調整をしたり、楽器の演奏のダビング、ミックスなどをしています。基本的には録音がメインです」

グレゴリーさんのところに、どういう形で仕事の発注がきますか?

「90%は、僕が所属している音楽制作会社のDigzから依頼が来ます。あとは、プロデューサーやアーティストから“これをやってほしい”と直接頼まれることもあります」

報酬は、給料制ですか? 歩合制ですか?

「僕は給料制です。もちろん、歩合制の人もいますよ。スタジオの社員だけど、自分に仕事が入ってきた場合、制作費のうち何%かを取り分にしている人もいますし、完全にフリーで活動している人もいます」

仕事をしていて、忘れられない出来事は?

「一発録りでレコーディングできる、天才的なアーティストがいるんですよ。そういう人と一緒に仕事をすると、感動しますね。それと、指名が入るとやっぱり嬉しいかな。アシスタント時代に、ソロプロジェクトのレコーディングをしていたジャニーズの某アーティストさんから直々に指名していただいたことも、いい思い出です」

尊敬している先輩はいますか?

「はい、先輩エンジニアにいます。坂本真綾さんのレコーディングをビクターの大きなスタジオでやったのですが、ここは僕が普段使っているデジタルなアプローチ方法と違って、かなりアナログで。先輩はそのアナログの機材を20年間、ずっと完璧に使いこなしているんです。デジタルだと波形などで視覚的になりますが、アナログは基本的に音は見えません。アナログの場合、細かい調整に感性が求められるし、全てが自分の耳頼り。本来はそれがエンジニアの正しい姿なんですけど、やっぱりデジタルに慣れてしまうと、なかなか簡単にはできません。アナログでずっとやっている先輩の偉大さを実感しました」

◆スタジオは、未来を作る場所です◆

エンジニアとして、現場で求められることとは?

「一番求められるのは、プロデューサーやディレクター、アーティストが何をやりたいかを理解すること。さらにその時のトレンドを把握しておき、皆さんの要望を形にすることですね」

制作は流行を発信する側ですから、世間より一歩先のトレンドを把握しておかないといけませんよね。

「そうです。スタジオは、未来を作る場所ですから。日本ではまだ流行っていなくても、海外では別の時流があったりします。それを日本に持ち込みたいという人もいるので、海外のトレンドも把握しておかなければなりません。僕は日本以外にアメリカやフランス、UKの音楽をSpotify、Apple Music、YouTubeなどでチェックしています」

逆に日本から発信されているトレンドはありますか?

「アニソンや、“カワイイ”系でしょうね。特にアニソンは他国に全くない、めちゃくちゃ強いジャンルだと思います」

この仕事をする上で必要なことは、何でしょう?

「いろんな曲を聴くことが大前提ですが、聴くだけでは足りません。どういう風に作られたのか調べ、流れを理解することが必要です。テイラー・スウィフトの新曲を聴いて、なぜこんなにカッコイイのか、なぜこんな音を出せているのかを考える。さらにアーティスト、プロデューサー、エンジニアの関係性や流れを理解するんです。これを理解することで、サウンドの方向性やカラーがわかります。そして、それを自分の引き出しにするんです。その引き出しは、例えば“テイラー・スウィフトみたいな曲を作りたい”と依頼された時など、現場で役立つ機会が必ず来ますので」

レコーディングエンジニア
ジェルメン・グレゴリー・アドリエンさんのお仕事データ

●レコーディングエンジニアの仕事とは
レコーディングの際に、歌や演奏を最適な音で録音するために音質を調整し、録音作業を行います。最近はディレクション的なアドバイスをアーティストに送ったり、プロデュース的な形で参加するエンジニアもいます。
●求められる人物像
需要があるのは、いろいろな引き出しを持っている人です。最近は、エンジニアも意見を求められることが多いです。
●仕事のやりがい
アーティストが求める音をどこまで完成させられるか。依頼に応えるだけではなく、自分のセンスを加えてより良いものを作れることですね。

▼ある1日のスケジュール

睡眠
7:00 食事、準備
9:00 ジム

有線で流れてくる音楽もチェックします。ただジムだとメモできないので、会社に行って慌てて調べることも(笑)

9:30 掃除、機材の準備
11:00 デスクワーク

メールのチェックや、データのやりとりをします

12:00 昼食
13:00 レコーディングのセッティング

マイクのチェック、レコーディングする曲の歌詞やテンポなどを確認、録りたいセッション用のセッティングを作っておきます

14:00 レコーディング
20:00 ラフミックス制作、データのやりとり

完成盤を作る前に、各セクションの音を合わせて軽く形にしておき、スタッフが持ち帰れるようにします

21:00 片付け、データの整理

アーティストが残っていることもあるので、その時は雑談もします

22:00 帰宅

家では、海外ドラマをよく見ています(笑)

24:00 就寝
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