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舞台俳優の仕事

舞台俳優の仕事

劇団四季舞台俳優 南晶人さん・町真理子さん・辻茜さん・ハンドコ アクアリオさんの場合

劇団四季の俳優として活躍する南さん、町さん、辻さん、ハンドコさんが舞台に立つことのやりがいを教えます。

舞台俳優

南 晶人さん

ダンスプロフェッショナルコース卒業
(ソロヴォーカルコース入学後、転コース)

『ライオンキング』の観劇をきっかけに四季を目指す。2006年劇団四季研究所入所。『ライオンキング』で初舞台を踏み、『エルコスの祈り』『人間になりたがった猫』『春のめざめ』にも出演。2013年『ライオンキング』大阪公演よりシンバを好演。

舞台俳優

町 真理子さん

バックダンサーコース卒業

幼い頃からクラシックバレエを始め、ジャズダンス、声楽のレッスンも重ねる。これまでにもいくつかの舞台やテーマパークのショーに出演した経験がある。『キャッツ』の観劇をきっかけに四季を目指し、2012年7月オーディション合格。『ライオンキング』で四季での初舞台を踏む。

舞台俳優

辻 茜さん

ダンスプロフェッショナルコース卒業

幼い頃からヒップホップや舞踊、声楽、演技等のレッスンを重ね、入団以前にもミュージカルに出演したことがある。2012年劇団四季研究所入所。『はだかの王様』で四季での初舞台を踏み、『マンマ・ミーア!』リサ、『ライオンキング』ナラを演じている。

舞台俳優

ハンドコ アクアリオさん

ダンスプロフェッショナルコース卒業(PAエンジニアコース入学後、転コース)

クラシックバレエ、ジャズダンス、タップダンス等のレッスンを積み、これまでにもダンサーとして数々の舞台に出演した経験がある。
2008年11月オーディションに合格。『夢から醒めた夢』で四季の初舞台を踏んだ。『マンマ・ミーア!』エディ、『アラジン』アンサンブルを演じる。

◆コツコツ努力する事が何より大切◆

舞台俳優を仕事にしようとした経緯を教えて下さい。

南「18歳の時、そもそもは歌手を目指して専門学校に行こうと思いました。きっかけは当時放送されていたオーディション番組ですね。今では大活躍されている歌手の方々が当時は孤軍奮闘しながら挑戦している姿を見て、心が動かされました。その後、学校のヴォーカルコースに入り、そこでは多くの時間をゴスペルアンサンブルの授業に費やしました。俳優を目指すようになったのは実際にミュージカルのワークショップに参加したり、ミュージカル『明日への扉』に出演してからです。それをきっかけに劇団四季の『ライオンキング』を観に行き、俳優を目指したい!と本格的に思ったんです」
町「ダンス自体は小学生からやっていましたが、仕事にしようとは考えていなかったので、高校までは普通科に通っていました。高校3年の夏休みに、ダンス仲間から本校のことを聞き、そんな学校があるんだと興味を持ちました。それで体験入学に行ってみたら、なんだかすごく楽しそうで。目的もなく大学に行くことに少し疑問を感じていましたし、ここなら新しい道が開けるかもと思って入学を決めました。俳優を仕事として意識し始めたのは、学校で舞台に立つようになってから。ミュージカル『明日への扉』への出演がきっかけでした」
辻「小学校3年生からキッズミュージカルのスクールに通っていて、その頃はミュージカル俳優を目指していました。でも、そこでダンスの面白さに出会い、いつしか夢はダンサーへ。専門学校にもダンサーを目指して入学しました。転機は、ミュージカル『明日への扉』への出演です。舞台を観た先生に『あなたにはミュージカルが向いている』と声をかけていただいたことが、プロの俳優を目指すきっかけになりました。そうしてミュージカルの舞台に立つという夢を追い、劇団四季のオーディションを受けました」
ハンドコ「実は、僕が入学したのは「PAエンジニアコース」でした。高校生の頃にダンスに興味を持ち、ダンサーとしての夢はありましたが、両親を説得するためにも音響技術を学び、Wメジャーカリキュラムでダンスを選択していたんです(笑)。でも1年生の夏に、先生からバックダンサーのオーディションがあると声をかけていただいたので、両親を説得しダンス科に転入してオーディションに挑みました。そこで合格し、バックダンサーをやらせていただいたのが、大きな転機ですね。卒業してからの4年間は、テーマパークで働いていたんですが、そこであるミュージカルに出演したことがきっかけで、ミュージカルの魅力にはまり、劇団四季のオーディションを受けることを決心しました。」

どういった流れで役が決まるのですか?

南「オーディションですね。作品や役によって違いますが、多いときは5次オーディションまで受けた事もあります。僕は基本的に、実際に舞台を見て強く心を動かされた役に挑戦するので、オーディション時はいつも“今回こそ勝ち取るぞ!”という強い気持ちで挑みます。2013年にオーディションで、ずっと憧れていた『ライオンキング』のシンバ役が決まったときは、“よっしゃ!!やってやる!!”という強い気持ちと“ちゃんと出来るだろうか…”という不安な気持ちが同時にわき起こったのを覚えています」
町「『この役を受けてください』と言われてオーディションを受けることもありますが、基本的には自分がやりたいと思う役のオーディションを受けます。『ライオンキング』のナラは、アンサンブルとしてデビューした頃から『いつかあの役をやりたい』と思っていたヒロイン。カーテンコールのとき、最前列でお客様に向かってお辞儀をしているナラを後ろから見ながら、“いつかは私もああなりたい”とずっと憧れていました。だから、ナラ役が決まったときは本当に感慨深かったですね。“あのナラを私が演じるんだ”と、初めは信じられなかったです」
辻「役をいただくには、オーディションを勝ち抜かなくてはなりません。私は当初から『ライオンキング』のナラ一筋!入団当初に観せていただいたナラが、強くて、かっこよくて、とにかく魅力的だったんです。だから、研究生のころからナラの歌ばかり繰り返し練習し、何度もオーディションを受けました。5~6回は落ちましたね。でも諦めたくはなかった。諦めれば苦しいだけですから。そして入団してから2年半経ったころ、ついにナラ役に!決まった瞬間、言葉にならないほどのプレッシャーに襲われましたが、“ここで引いたら終わりだ!”という気持ちで立ち向かいました」
ハンドコ「僕も入団後に様々なオーディションを経験していますが、僕が意識しているのは、自分をアピールするのではなく、「そのオーディションで何を求められているか」ということ。作品が求めているのはキャラクターや世界観です。作品のオーディションにおいては、何を求められているかが重要であって、「自分」を押し出すことが重要ではないと思っています。僕はあくまで俳優。そこに「自分」が強く出てしまうと、作品が別のものになってしまう可能性がありますから。」

役を演じながら感じるやりがいを教えてください。

南「演じるのは、苦しいこともあるけれどやはり楽しいです。僕は『ライオンキング』の中で、シンバが自分の過去と対峙し、王になると決意するシーンがすごく好き。僕自身、“もうだめだ…”と気持ちが揺れることもありつつ、“よし、やるぞ!”と自分を鼓舞しながら俳優をやってきた。だから、このときのシンバの気持ちがこれまでの人生と重なって、演じていてとても楽しいんです。演じ切った後のカーテンコールでいた だく拍手もまた、やりがいを与えてくれます」
町「あんなに広い舞台で一人で歌ったり、自分の台詞が物語を引っ張っていったり…。プレッシャーも感じるし、常に緊張感をもって臨んでいますが、それに打ち勝って自分の持てる力を出せたときの達成感はひとしおです!舞台は生モノだから、いつでも最高のパフォーマンスを発揮しなければならない。お客様との距離も近いので、ダイレクトな反応が伝わってきます。コンディションのコントロールも含めて、日々、自分との戦い。だからこそ、演じ切った後にいただく拍手はたまらなくうれしい!“俳優をやっていてよかった”と心から感じる瞬間です」
辻「やはり、お客様からの拍手をいただいているときが、一番やりがいを感じるときです。舞台の上にいても、拍手はしっかりと聞こえる。カーテンコールで、お客様が舞台に向かって拍手をしてくださっている光景を見ると“ああ、私はやっぱり、ここで生きていてよかったな”と改めて感じます。私はナラを演じる上で、最後に故郷が再びたくさんの生命に包まれるシーンが好きなんです。それは、演じ始めてから好きだと感じたシーン。観客として観るときは「サークル・オブ・ライフ」のシーンが好きなので、演じる側と観る側では、印象に残る景色が全然違うんだなと気づきました。舞台に立って、ナラを演じている私にしか観えない素敵な景色がある。これも、俳優ならではの醍醐味ではないかと思います」
ハンドコ「ゴールや正解がない中で、何を日々の判断基準ややりがいにするかというと、それは観客のみなさまの反応です。私たち俳優にとってお客様の反応が、唯一の答えなのかもしれません。ですから、もし僕が「キャリアを積んでいくにあたって一番大切なことは?」と聞かれたら、「攻め続けること」と答えます。常に気持ちを燃やし続けて挑戦していかないと、ダメだと思っています。」

では、プロとして活動していく中で、心がけていることや習慣は?

南「僕は身体づくりのための筋トレをやっています。役によって作り込む部位は違いますが、シンバは上半身ハダカなので、ほぼ毎日1~2時間、3ヶ月間かけて徹底的に作り込みます。あとはもちろん、喉のケアですね。乾燥する冬は特にマスクと加湿器は欠かせません。心がけとして大切にしていることは、学校でゴスペルをやっていた時の影響ですが、常に愛を持って取り組む事。役を通してお客様に愛や喜びを伝えていきたい。これはずっと変わらずに思っていることです」
町「歌を歌わせていただく役が多いので喉のケアは欠かせません。本番が終わってからのケアをすごく大切にしています。夜は吸引器で喉をうるおしてからマスクをして、さらに加湿器をつけて寝ています。プロになってからは、神経質だと感じるくらいにやらないと安心できなくなりました。あとは発声練習ですね。劇団四季の方法論でセリフを明瞭に話すための母音法というのがあるのですが、それは『明日への扉』のとき、教えていただいたことがあったので、学生の頃からずっとやっています」
辻「ナラの衣裳を美しく着こなすために、体重管理は徹底しています。増えても減っても衣裳に響きますから。とはいえ、無理な食事制限は心にも体にも悪影響を及ぼすので、基本的にはしっかり食べてしっかり動くことをモットーにしています。遠征時でも、トレーナーの指導のもと、トレーニングは欠かさないようにしています。喉のケアも気をつけていて、人の多い場所ではもちろんのこと、夏でもエアコンによる乾燥が気になるのでマスクは年中付けていますね」
ハンドコ「出演した作品の復習はしていて、いつ何がきても「やれます」と言える状態にしています。常にそういった心構えはしておかないと、せっかくのチャンスをモノにできず、パニックになってしまいますから」

普段の稽古で工夫していることはありますか?

南「基本的な発声などはもちろんですが、課題が生まれた時は、自分の成長につながると思って、逃げずにきちんと向き合うようにします。日々自分との戦いですね。辛いときもありますが、それを上回る充実感を得ています。それでも、なかなかうまくいかなくて落ち込む日もあります。そんなときは自分なりのストレス解消法を見つけて、気持ちをリセットしています。ちなみに、僕のストレス解消法は大好きなドーナツを食べること!もちろん、食べた分はしっかり運動して、スタイルはキープしますよ(笑)」
町「台本と向き合う事をいちばん大事にしています。とにかく読み込みます。自分の台詞以外の相手の台詞も全部読んで、相手との交流を理解して演じるようにしています。感じたことを書き込んでいくうちに、気づけば台本はメモだらけに。“この矢印、どこに向かって引いているの?”と、自分でもわからない事があるくらいです(笑)」
辻「工夫というほどではないかもしれませんが、まわりや自分の変化に気づけるように注意しています。小さな変化に繊細に気づけてこそ、あらゆる状況に対応できるのだと、劇団の先輩たちを見ていて感じます。舞台を観に来てくださる、お客様にとっては、その1回の公演がすべて。“今日は失敗したけど、明日がんばればいいや”という世界ではありません。小さな気づきをおろそかにせず、毎回最高だと言えるパフォーマンスへとつなげています」
ハンドコ「どんなに小さくてもいいから、一歩前に進むことですね。動き続けることが大切ではないでしょうか。もちろん僕も、走り続けて息切れするときはあります。ロングラン公演の作品では、毎日がアウトプットの連続。舞台に立つ極度の緊張の中で、全力を出し続けることが苦しくなるときもあります。それでも出し続けるのがプロですが、オフの日に旅行や映画鑑賞などインプットをしたり、体のメンテナンスをして、感覚を一度リフレッシュさせるようにしています。」

エンターテインメント業界を目指す後輩たちにメッセージを!

南「在学中、僕はとことんヴォーカルに打ち込み、とにかく練習に明け暮れていました。科目によって具体的にすることは違うとは思いますが、どんな分野でもブレないところまでやり通すこと!それが自信になって後からついてくることを、プロになって実感しています。小さなことの積み重ねこそが、大きなことにつながっていくので、とにかく諦めずにコツコツやってみてください!自分なりのストレス解消法も見つけておくといいですね」
町「ダンス業界を目指す人は、絶対にバレエをやっておくべき。どこに行っても何においても基礎になるので。私も“ジャズダンサーだから”と、バレエを少し避けていた時期があったのですが、絶対にやっておいたほうが良いです。あとは自分の強みや魅力を発見してほしいですね。例えば自分の武器が笑顔だと思えば、その笑顔を極めたり、ダンサーで脚が誰よりも高く上がるならばそれを突き詰める。オーディションでも、選んでいただくためにはアピール力が必要。そこを磨くことに命をかけてほしいです。それこそが、いつか自分にしかできないことにつながるはずなので」
辻「自分のやりたいことだけに執着するのではなく、人が自分に求めることに耳を傾けてほしいですね。自分が求めることと、人が自分に求めることは必ずしも同じじゃない。ダンサーを目指していた私が、今こうして俳優として舞台に立てているのは、先生が見つけてくれた私の強みや、求められている役割と向き合ったからです。人が“素敵だね”と言ってくれる部分こそが自分の強み。それを磨き上げれば人は驚くほど輝くと思うので、頑なにならずに自分の強みを輝かせてほしいと思います」
ハンドコ「学生のみなさんに僕がアドバイスできることとしては、精神面でいえばやはり「攻める」ということ。チャレンジする意識を忘れないようにしてください。フィジカルなことに関しては、とにかくケガをしないことが第一です。ケガをしてしまうと、すべてが止まってしまいます。キャリアが終わるとまでは言いませんが、それまでチャレンジしてきたことが1度止まってしまうので、これは本当にもったいない。自分自身にも言い続けていることですが、ケガをしない体づくりが何より大切です。」

舞台俳優
南晶人さん・町真理子さん・辻茜さん・ハンドコ アクアリオさんのお仕事データ

●舞台俳優の仕事とは
歌唱力、演技力、舞踊力、すべての分野において総合的な能力が求められる仕事。劇団に所属し専属の俳優として活躍するほか、作品毎にオーディションを受けフリーとして活動する人もいる。
●求められる人物像
自分のブレない強みを身につけている人。常に自分と対峙して、成長できる人。
●仕事のやりがい
公演後のお客様からいただく拍手。舞台はお客様との距離が近くて反応がすぐに伝わります。舞台は総合芸術。お客様と一体になって、良い公演を作り上げることができたときの連帯感は何ものにも変えられません。

▼ある1日のスケジュール(劇団四季俳優のある1日)

睡眠
8:00 食事・準備
11:00 ウォーミングアップ

バレエ、開口発声訓練をします

12:00 全体ミーティング
12:15 昼食、開演準備

メイクなどをして、開演に備えます

13:30 公演
16:30 楽屋に戻る・稽古

衣裳を返却して、メイクを落として、シャワーを浴びます

20:00 帰宅、クールダウン、夕食、筋トレ
24:00 就寝
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