【在校生インタビューVol.6】作編曲・パフォーマンス・アート何でもマルチにこなす逸材!必要なのは才能でも実力でもなく”やる気”!

▼自己紹介をお願いします。
スーパーeエンターテイメント科AI作曲&プロデューサーコース4年の冨岡皓雲と申します。
▼子どもの頃から音楽が好きだったのですか?
兄の影響でピアノ教室に通っていたので、クラシック、ジャズ、現代音楽など、音楽は純粋に楽しんでいました。しかし、中学3年生の文化祭で校歌をEDMにアレンジしてパフォーマンスした時に、自分が作った音で会場が盛り上がるという経験をして、「これは気持ちいいな!」と衝撃を受けました。自分で曲をアレンジして誰かに聞いてもらうことはその時が初めてでした。

▼進学先に専門学校を選んだのはなぜですか?
高校でも軽音楽などはやっていましたが、普通科だったので周りと同じようにそのまま大学進学を漠然と考えていました。高校2年生の受験シーズンになって「普通に社会に出るのは何か違う、音楽をそのまま仕事にできたら自分にとって1番良いのでは?」と思うようになり、専門学校への進学を決めました。両親は僕が音楽でいろいろなことをしてきたのをずっと見守ってくれていたので、「やりたいことがあるならやったらいいんじゃない?」と応援してくれました。
▼なぜ、数ある専門学校の中でTSMを選択しましたか?
まず4年制でじっくり学んでから社会に出られる学校を探しました。TSMは設備や企業案件が充実していることはもちろんですが、学校説明会の雰囲気が良かったことが決め手になったと思います。やはり自分が長く過ごす場所なので、学校や先生との相性は大切だと思います。実際に入学してからも、一緒に寄り添って考えてくださったり、迷った時にそっと背中を押してくださったり、講師や担任の先生方にはいつも温かくサポートしていただいているので、あの時の直感は間違っていなかったなと感じます。
▼受講して良かった授業は何ですか?
プリプロダクションゼミの授業で実践的な経験をさせていただいたことが印象に残っています。授業では実際に企業様をクライアントとして、数週間ごとにコンペ課題が出されます。毎回異なるグループで曲を作っていくのですが、クライアントの様々な要望に沿って作品を作っていくので、スキルの幅が広がったように思います。もちろん締め切りがあるのでプレッシャーはありますが、講師の先生にアドバイスをいただきながらアイデアを捻り出していくことでかなり鍛えられました。

▼印象に残っている案件はありますか?
3年生の時に参加した「東京国際プロジェクションマッピングアワード」で最優秀賞を受賞したことが嬉しかったです。この案件では、東京コミュニケーションアート専門学校(TCA)の映像専攻の学生とコラボして作品を作ったのですが、お互いの強みを活かしながら方向性をすり合わせていく過程が面白かったです。彼らのように専門が別ジャンルの人たちからの音楽に対するフィードバックは、広い視野からの意見でとても参考になりました。

▼最近では楽器博にも出演されていましたよね?
東京楽器博2024にて、株式会社フックアップ様ご協力のもと、Expressive E社「Osmose」のデモンストレーションさせていただきました。「Osmose」は新世代の「エクスプレッシブ・シンセサイザー」と呼ばれているように、鍵盤を押し込む、ベンドする、左右に揺らす、かき鳴らすなど、直感的なジェスチャーでコントロールし、今までにない表現を実現することが可能です。デモンストレーションの準備のために、毎日のようにTSMに通い詰め、まずは触りながら使い方を覚えていきました。そしてクライアントと何度も打ち合わせをして作曲をしました。楽器自体の解説をすることは初めての経験だったので、研究したことを原稿に起こしてパフォーマンスと共に練習をしました。2025年度の入学式でも演奏させていただく機会があり、今後よりみなさんに「Osmose」の音楽の魅力を発信できるといいなと思います。

▼将来の夢を教えてください。
将来の夢の一つとして、作編曲家として活動できるようになりたいです。2年生でドラマの劇間の作曲を担当させていただいたり、3年生でプロジェクションマッピングの音楽に携わらせていただいた経験から、ポップスだけに限らずいろいろなジャンルをこなせるようになりたいという思いが強くなりました。卒業までまだ1年あるので、より実践的なコンペに参加し、レーベルから個人的に案件をいただけるように行動していきたいです。
▼TSMに入学を検討している方に向けてメッセージをお願いします!
経験や実力の有無に限らず、大切なのは”やる気”だと思います。やる気さえあれば、才能のある人に近づいたり追い越すことも不可能ではないからです。TSMはやる気がある人をしっかりとサポートしてくれる学校です。ぜひみなさんもチャレンジしてみてください!