【在校生インタビューVol.7】技術・知識・ビジネスを網羅!4年制で多角的に学び、エンタメ業界の課題解決を目指す!

▼自己紹介をお願いします。
コンサート企画&テクノロジー専攻4年の伊大知です。1年目はコンサートやミュージックビデオ、VJなどの映像企画について学び、2年目は照明技術とイベント企画の2軸で基礎を習得しました。3年目には3ヶ月間の海外留学を経験し、4年目の現在はビジネス面やマーケティングを中心とした座学と、これまでの学びを活かしたアウトプットに取り組んでいます。
▼TSMを選んだ理由を教えてください。
中学3年生の時に初めてコンサートに行って、エンターテイメントの力を強く感じたことがきっかけです。1万5000人もの人がそのアーティストのために集まり、楽しんでいる光景を見て、「人を楽しませるコンテンツを作りたい」と思いました。
そのためには3つの要素が必要だと考えました。
- 技術面 – どういう企画なら人に喜んでもらえるか
- 基礎知識 – コンサートや企画の幅広いジャンルの理解
- マーケティング知識 – ビジネスとして成り立たせる力
資料請求をし、オープンキャンパスにも行って、TSMなら技術、知識、ビジネスすべてを学べると感じ、実績のある卒業生も多いことから選択しました。
▼4年制を選んだ理由とその魅力は何ですか?
4年制を選んだ理由は大きく3つあります。
1. 学習内容の充実
2年制だと専門技術に特化しますが、私が目指す「技術・知識・ビジネス」の3要素すべてを学ぶには時間が足りません。4年制なら幅広い分野を深く学べます。
2. 資格と進路の選択肢
4年制卒業で大学と同等の「高度専門士」資格が取得でき、大学院進学も可能になります。
3. 将来への備え
AI技術の発達で業界が変化する中、一つの技術だけでは転職が困難になる可能性があります。4年制で多角的なスキルを身につけることで、様々な業種への対応力が身につきます。
私は照明と企画制作の2軸で学びましたが、人によっては音響に集中したり、ダンスなど表舞台の授業を取ったりする人もいます。
裏方から表舞台まで、多ジャンルの授業を組み合わせることができるため、将来やりたいことに合わせて逆算し、必要な知識と技術を幅広く習得できます。この柔軟性こそが4年制ならではのメリットだと思います。

▼海外留学をした経緯と学んだことを教えてください。
留学は入学当初は全く想定していませんでした。これは4年制の学生のみに与えられる機会で、努力次第で挑戦できる機会があります。そして、オーストラリア・ブリスベンに3ヶ月間留学しました。
3ヶ月で3回引っ越しするというイレギュラーな体験をしましたが、様々な国籍の家庭で生活することで多様な文化に触れることができました。
最も大きな学びは、海外から見た日本の視点を得られたことと、自信を持って主張することの大切さです。オーストラリアの人たちは自分の意見を堂々と主張し、熱いディベートを交わします。帰国後は、以前より自信を持って自分の考えを表現できるようになりました。

▼留学後の学生生活にどのような変化がありましたか?
やはり一番の変化は自信を持つようになったことです。留学前も主体的に活動していましたが、「これを発言したらみんなのやる気が削がれるのでは」と一歩引いてしまう部分がありました。
留学で他国の学生たちの自信溢れる姿を目の当たりにし、3ヶ月間その環境で生活したことで、帰国後は本当に伝えたいと思ったことはきちんと自分の言葉で発信できるようになりました。
卒業まで残り半年になったので、ここからは後輩の育成に力を入れたいと考えています。

▼将来の夢について聞かせてください。
人材業界の大手企業から内定をいただきました。一見エンターテイメントと関係ないように思えますが、実は深い理由があります。
4年間様々な現場を経験する中で、エンタメ業界を支えるスタッフの皆さんの労働環境について、まだまだ改善の余地があると感じました。彼らの献身的な働きがあってこそコンサートは成り立っているにも関わらず、その労働条件や待遇面での課題を目の当たりにしたのです。
まずはこの環境を改善することが、業界全体の健全な発展につながると考えています。人材業界で働きながら、エンタメ業界の雇用環境改善に取り組み、将来的には雇用創出につながる施設やビジネスを立ち上げたいと思っています。そして最終的には、元々の夢だった企画・コンテンツ制作の分野に戻ることが目標です。
▼中高生の受験生に応援メッセージをお願いします。
親御さんがコンサート業界を不安定だと心配される気持ちは、とてもよく分かります。でも、この業界は何十年もの間、多くの人に感動と喜びを与え続けてきた、しっかりと成り立っている業界なんです。
もし反対されても、簡単に諦めないでください。大切なのは、別の角度から考えてみることです。「どう説明すれば親御さんに安心してもらえるか」「どんな将来設計を示せば応援してもらえるか」を考えてみてください。
この「壁にぶつかった時に別の方法を探す力」って、学生時代はもちろん社会人になっても必要不可欠な考え方だと思うんです。僕自身も進路で悩むこともありました。でも、別の視点から考えてみることで道が開けることがあります。今の中高生の皆さんにも、そんな風に別の角度から物事を見て、自分がやりたいことを全力で成し遂げてほしいと思います。
この学校は主体的に動く学生には、さらに学べる機会や実践の場を紹介してくれるなど、成長の機会が豊富にあります。一方で、言われたことだけをこなす受け身の姿勢では、同じ4年間でも得られる学びの量は全く異なってしまいます。将来の夢のために多くのことを学びたい!そんな主体性に溢れた次世代の学生の皆さんをお待ちしています!