Ryo’LEFTY’Miyata先生による、コライトの全てが学べる「Musicians’ Village TOKYO vol.4」イベント当日の様子をお届け!
Ryo’LEFTY’Miyata先生 について

音楽プロデューサー、編曲家、作詞家、作曲家、ベーシスト、キーボーディスト、ギタリスト、マニピュレーターなど多岐にわたる音楽活動を実施。様々なジャンルをクロスオーバーさせたアレンジメントを得意とし、timelesz、official髭男dism、sumika、Superfly、eill、MISIA、BE:FIRSTなど、数多くのアーティストへ楽曲提供やプロデュース、編曲を手掛ける。また、ユーティリティープレイヤーとしてofficial髭男dism、sumika、BE:FIRSTなど、数多くのアーティストのライブサポートも行う。フロアの熱量を上げるアジテートと、演出も含めた ライブプロデュース能力が高く評価されている
2018年よりスウェーデンに渡り海外作家とのco-writing活動を開始、グローバルな音楽活動を展開。アーティストが必要とする音楽活動全般を支援するため、2022年「OIKOS MUSIC」を共同創業。2024年にアーティストプロジェクト「cross-dominance」発足。
第一部
“ひとりじゃない作曲法”「コライトって何?」
トップチャートの秘密。それは、“仲間と作る”こと。
コライトの魅力から実際のやり方まで、初心者にもわかりやすく解説。毎年海外に渡り、世界の作家とのコライト活動を行う音楽プロデューサー・Ryo’LEFTY’Miyata先生がコライトの実際のやり方、世界のトレンドを解説してくださりました。

①コライトについて
「co-write」=「共同で書く」
「co」は「共同の」、「write」は「書く」の意味。
つまり、曲や歌詞を複数人で一緒に作ること。
実際に海外ではコライトで作られた楽曲が多く、説明の中には専門用語なども出てくる中、初心者にも分かりやすく解説してくださり、
Ryo’LEFTY’Miyata先生が実際に世界中を巡り、コライトで作った楽曲の一覧・制作話などを楽しく聞きながらコライトの基礎について
学ばせていただだきました。
②なぜコライトなのか
世の中にはたくさん、色んな人が居る。そして、作曲は一人でも完結する。
人間関係が大変なこの時代に、なぜコライトを選ぶのか。
「精神衛生的につらくない」
昔、Ryo’LEFTY’Miyata先生のバンドが解散した時、バイトと曲作りをひとりで行っていた過去があり、
焦りと決まらなかった仕事の曲が他の人によってリリースされた実感、虚しさから、とても辛かったと仰っていました。
コライトを始めた頃から、自分ともうひとり、ふたりの“共犯者”を作ることにより、「曲作りに費やした時間は無駄ではなかった」と
「あの頃書いた曲最高だよな!」と言い合える仲間が居る安心感が大事だと感じたそうです。
制作スピードもアップし、他にも相乗効果が目に見えて分かる。そんな『タイパ』の良いコライトを大事にしている先生。
それでも、人と人が重なり、はじめて曲という形になるコライト。人間同士なので意見がぶつかる時もあります。
そんな時は自分の役割を理解し、「人の感性を許容する」こと、リスペクトを持ちながら、自分の主張や意見を理論していく。
年齢やキャリアも関係なく、お互いに尊敬できるところを探していくのが大事だと仰っていました。
第二部
「Songwriting Academy 」
プロの作曲・DTMが学べる現場体験型音楽制作ワークショップ。 アーティストと参加者が同じスタジオに居る
感覚で、0から曲を生み出すリアルな制作過程を体験。第一線で活躍する音楽プロデューサーの圧倒的な
スピード感とクオリティを、現場で体感しました。
第一部では、コライトの魅力を語ってくださりました。第二部は、実践編となります。
実際にRyo’LEFTY’Miyata先生と本学園の在校生が3名、公開コライトを行いました。

実際の依頼や仕事の中でも、ふわっとしたお題やテーマが送られてくることも多いそうです。
自分の中でどう表現するか、自分で考えて想像していく力が大事になる。そんな緊張感の中、発表されたテーマがこちら。
「 次世代のポップカルチャーを形にする楽曲 」
ステージ上へ登壇した3名の学生と自己紹介を交えながら、お話をしてくださったRyo’LEFTY’Miyata先生。
3名ともご学友とコライト経験があることに驚きながら、実践編へと進みました。

学生に話を振っていただきながら、曲作りがスタートしました。学生の要望に応えたりして、いよいよ作成が開始。
【Cubase】というプロも使う音楽制作ソフトを使用し、実際に楽器を弾いて、相談しあって、修正を繰り返して……
「含みのある、新しさのあるものに」
「朝方の曲っぽいね」など、学生から出た案をフレンドリーに言い表し、曲のベースを作り上げていきます。
Ryo’LEFTY’Miyata先生も直々に「こうしてみよっか」「リズムで遊んでみる?」などの案を出していただき、スムーズに編曲が行われました。
また、Ryo’LEFTY’Miyata先生が即興で演奏している途中で、「そこにこの音を入れてみたいです」と意見を出しながら演奏を試す学生も。
そんな学生の意見を取り入れ、「おしゃれだね」や、「おぉ!すげえことすんね!」と少年のようにはしゃぐ姿も。
「コード警察居るじゃん!」「何時間でもできるね」など冗談を言い合いながら、段々と4名が打ち解けてきた様子も見られ、
積極的にコライトに励む学生や、Ryo’LEFTY’Miyata先生の顔がとても楽しそうに見えました。
学生が初めて見たソフトの画面や機能まで丁寧に分かりやすく説明をし、疑問や要望にも快く答えて受け入れてくださり、
その上、「やる?」と楽器を預けてくれた場面も。メロディーも歌って入れて、順調に曲作りが進んでいきました。
本当に完成が待ち遠しいです!実際にこの曲が日の目を浴びることを期待しながら、リアルタイムでのコライトが終了しました。
じっくりやる時間すら愛おしくなる。「ひとつの選択肢」として受け取ってほしい。
1人でパソコンに向かってにらめっこするより、友人と意見を出しながらコライトをすることで楽しく健康的に活動が出来る魅力に気付き、
実際にRyo’LEFTY’Miyata先生とのコライトに挑戦した学生も「固定観念が壊された」と言うほど、学生にとっても貴重な体験となりました。
Q&A
第二章までの時間で質問があるか質疑応答の時間が設けられました。
つい先ほどまで一緒にコライトを行った学生からの質問を筆頭に、次々と質問があげられました。
その中で出た質問を一部抜粋して、紹介させていただきます。
Q.今、日本で楽曲提供をしているが、ゆくゆくは海外進出がしたい。海外の作家とどうやって繋がっていますか。
A.いい質問だね。(専門的な事で間違いがあったら申し訳ないが)日本の出版社と海外の出版社があって、出版社間で契約を結んでいる。
海外のライターとやりたい時は出版社を通して連絡をしてコライトのスケジュールを組むのが成功法。(一般法)
Ryo’LEFTY’Miyata先生自身がやってきて良かったと思うセッションは、基本ゲリラ戦で、「オス!オラ悟空」みたいな感じで(笑)
人づてで行ったり、直接好きなライターにDMしたりしてる。実際に直接言って実現したコライトもたくさんある。
たまたま好きなシンガーソングライターに会う機会があり、一緒にコライトしたこともあった。結構この立場を躊躇していた自分も居たけど
逆の立場だったら嬉しいと思うから、「言うのはタダだし」って気持ちで連絡するようにしてからネットワークが広がった部分もあった。
海外コライトに関しては、決められたメゾットがまだないから、あまり確立していなくていいので、自分なりのやり方をどんどんどんどん
探してみてほしい。ただ、自分自身もたくさん失敗したのでそういう痛みも伴うけど、そういうのも乗り越えて前進していただければ。
Q.8章等で曲を依頼されて作って、クオリティ的に悪くないと思ったが、採用された曲を聴くと全く方向性が違うじゃん…となる時がある。
それは仕方ないと思うし、運もあるとは思うけど、発注に狙いを定めていく上で意識していることはありますか。
A.トゲがない言葉を選びたいんだけど、それ(発注)通りのものが上がってくると「あ、なんかそれ通りのものが来たな」で終わっちゃう
ことが結構あるんですよ。「こうやって書いてあってBPMはこのくらいでトップはここまでで、このピアノを中心としたプロダクションの
アップテンポって言ったのに全然違うじゃん」みたいな時って、彼らの中で意外性を求めている場合もあるんですよ。
だからそれ通りに作ればいいわけじゃないことの方がどっちかと言えば多い印象があるのと、そもそも出している人が音楽を分かっていない
パターンとかもあったりします。その人の裏側を読むとかそういう事って、じゃあ意外性のあるものでやっていこうみたいな、打算的に
やっていくのは結構難しいから、その瞬間に自分が楽しいなって思うものを信じて出すって事と、万が一選ばれなくて「全然違ったじゃん」
となった時、自分を否定しない事が1番大事です。たまたまその人の感性に合わなかっただけで、それが間違いか正しいかなんてものは
音楽には存在しません。今回ご縁がありませんでしたね、感性が違いましたねっておしまいにしとくべきところかな。
無から有を作っている事にちゃんとプライドを持って、そこがへし折れないように一生懸命、音楽業界でサバイバーしてほしいと思います。
第三章
「Plugin Boutique トークステージ」
音楽制作に役立つプラグインをPlugin Boutiqueの社員と共に紹介します。 DAW画面で実演しながら、プラグインの
魅力と活用法を解説します。 プロが実際にどのようにプラグインを活用しているか学べます。
イベント内で紹介したプラグインは、参加者全員にプレゼント!

プラグインブティックの日本マーケティング担当者さんがご登壇されました。
そんな“中の人”から、「Plugin Boutiqueは知っていますか?」の質問には参加者全員が手をあげていました。
流石の知名度で、それほど作曲家さんに大切にされているブランドのプレゼントには、参加者全員の目が輝いているように見えました!
先ほどまで学生とのコライトで使用したソフトの画面を使用し、早速プラグインの紹介が始まりました。
Ryo’LEFTY’Miyata先生のおすすめの機能も紹介されました。それが、「Bloom Vocal Aether(ブルームボーカルエーテル)」という、
ボーカルのサンプルが簡単に作れるものになります。実際に、Ryo’LEFTY’Miyata先生自身も使いやすいと感じたそうで、
曲に合わせてボーカルをKEYで入れ、実践も交えながら説明と解説をしてくださりました。
公開コライトを終えて
学生同士のコライトは経験があっても、プロの方とコライトをする機会はなかなか無いため、
参加した学生はもちろん、同じ現場で見させていただいた学生やオンライン視聴で視聴していた学生全員にとって
とっても勉強になり、素敵な経験になったのではないかなと思います。
今回の公開コライトをキッカケに、学生の悩みのタネが1つでも解決して、これからの活動が楽しくなれば幸いです!
Ryo’LEFTY’Miyata先生、貴重なお時間と体験をありがとうございました!
最後に、公開コライトに参加した学生3名とお写真を撮ってくださりました!
